意見・要望に対する回答(県教委)H24-H25

県P 大人の背中委員会では、平成24年度において神奈川県内の7ブロック協議会24市町村郡PTA協議会に、教育行政に関する要望を広く募り、委員会において精査・選考し、県教委に対して「教育に関する意見・要望書を提出しました。

 

 1 いじめの問題について
 2 学校現場と医療現場の連携について

 3 授業についていけない子どもたちへの対応について

  4 教職員の採用について

 5 土曜授業

 

 県教委では、これら私どもの意見・要望に対して、担当部署毎に誠意ある対応をしていただき、平成25年7月19日 県教委との連絡会の席で以下のとおり回答がありましたのでご報告いたします。 

 

神奈川県教育委員会との連絡会(神之木台地区センターにて)
神奈川県教育委員会との連絡会(神之木台地区センターにて)

神奈川県PTA協議会「県教委・教育行政関連部署に対する要望事項」

 

1 いじめの問題について

 

1-1

 いじめによって学校へ登校できない子どもの数は、大きく増えていないとしても減少もしていません。いじめは当事者だけの問題ではなくその周囲にも影響があります。その様な状況の中で、現在スクールカウンセラーはどのような活動をされているのでしょうか。また、小中学校へのスクールカウンセラーの派遣はどの程度なのか教えていただきたいのと同時に、今後の県教育委員会としての対応についても説明していただけたら幸いに思います。

 

(答)

 スクールカウンセラーについては、政令市を除くすべての中学校(178校)に、原則として週1回、年間35日間派遣しています。

 スクールカウンセラーの活動内容としては、児童・生徒を始め、保護者の相談・助言、校内での研修の講師等が挙げられます。

 小学校へのスクールカウンセラーの派遣は、週1回、年間35日間の範囲内で、中学校区のスクールカウンセラーが対応しています。

 スクールカウンセラーの今後についてですが、複雑化、多様化する社会の中にあって、子どもたちが抱える問題も同様に複雑化、多様化していることから、今後ますます、その重要性は増していくと考えています。

 そこで、改めてスクールカウンセラーの役割を明確にするとともに、学校内の相談体制に位置づけ、子どもからの相談に限定することなく、保護者・教員の相談についても充実させていきます。

 

1-2

 いじめの無い学校の学校評価や、教師評価ばかりではなく、いじめを解決した学校・教師を評価する事も大切だと思います。その点についてご意見をお聞かせください。

 

(答)

 いじめの問題で大切なことは、早期に発見し、早期に対応することです。そうしたことから、本県の総合計画である「かながわグランドデザイン実施計画」の中で、いじめの早期発見・早期対応の成果を表す指標を設定しています。

 具体的には、いじめの認知件数のうち、年度内に状況が改善した割合を「改善率」として、平成24年度から3年間で、全国の平均値(過去5年間の最高値95.5%)を上回ることを目指しており、この視点でいじめ問題に取り組むよう、各学校にも働きかけています。

 ちなみに平成23年度の改善率は95%で、当初目指していた値をすでに超えております。

 

2 学校現場と医療現場の連携について

 

 思春期の子ども達のこころのケアのため、時には心療内科受診も必要とされています。是非、初期段階でサポートできるような体制づくりと、学校現場と医療機関の連携などを進めていただければ幸いです。

 

(答)

 学校と医療機関の連携については、県教育委員会が主催するスクールソーシャルワーカー連絡協議会に、保健福祉事務所や県精神保健福祉センター等の担当者が出席し、スクールソーシャルワーカーや指導主事、教員等とともに、地域における子ども支援について協議を行う等、初期段階においてサポートできる体制作りを行っています。

 また、学校が医療機関と円滑に連携を図るためのポイントや具体的なケースについてまとめた「連携支援モデル」を作成し、教職員等を対象とした研修会等で活用しながら、学校と医療機関の連携の推進を図っているところです。

 

3 授業についていけない子どもたちの対応について

 

 昔に比べて1クラスの生徒数は減っていて目配りも以前よりは出来ていると思います。しかし授業についていけない子どもたちがいるのが現実です。授業がわからないと学校も楽しくなくなり、離脱等の原因になりかねません。このような子どもたちの対応について教えて下さい。

 

(答)

 各小・中学校においては、授業の指導計画をたてて取り組んでいます。その際、授業の中で、子どもたちに身に付けさせたい内容を明らかにし、あわせて、その内容を理解することが難しかった児童・生徒に対する手立てを用意しています。

 具体的には、授業中の様子や単元のまとめの小テストなどから、身に付けさせたい内容が理解できなかったと判断される児童・生徒を把握し、放課後の時間などを利用して補習を行ったり、宿題を出したりして指導を行っています。

 また、夏休みの「サマースクール」等で、児童・生徒一人ひとりの状況に応じた学習の場を提供し、これまでの学習を振り返らせたり、理解できなかった内容の復習をさせたりといった指導を行っています。

 県教育委員会では、こうした各学校での取組が、より充実するように、「確かな学力を育てるために(リーフレット)」及びその「解説編」を作成して、県内全ての公立小・中学校に配付するとともに、県のホームページにも掲載しました。

 これらの資料には、学校の先生方が授業を計画・実施するうえでのポイントや留意点、さらには、評価によって授業内容の理解の状況を把握することや、理解の状況に応じた手立てを講じることの必要性を示しています。

 県教育委員会としては、今後とも、市町村教育委員会と連携し、これらのリーフレットや解説編を活用した研修会等を実施し、よりわかりやすく、児童・生徒の学習意欲につながる授業づくりを推進してまいります。

 

4 教職員の採用について

 

 再任用制度があるとの事ですが、積極的に制度が運用されていないと感じます。また現在再任用されている教職員の雇用制度において、週40時間労働から週20時間程度の労働時間に減少していると聞いています。その貴重な20時間も若年化した教職員の手本になるような運用がなされてないように感じます。

積極的な再任用と運用方法についてご意見をお聞かせ下さい。

 

(答)

 神奈川県教育委員会では、定年退職を迎える皆様に、再任用の案内を毎年配布し、積極的に申し出いただくよう周知に努めています。また、再任用の勤務時間につきましては、39時間程度のいわゆるフルタイム勤務および短時間勤務のいずれかとなっておりますが、再任用職員の増加に伴って、短時間勤務の希望者も増加し、学級担任の担い手の確保など学校運営上の課題も出てきております。そのため、フルタイム職員としての任用を基本として、再任用を希望していただくようお願いしているところです。

 再任用職員には引き続き、教員の指導力向上のために、学級経営や教科指導など幅広く指導・助言を行っていただけるよう、適切に制度の運用を図りたいと考えております。

 

5 土曜授業

 

 昨年度の本件要望に対して回答を頂いていますが、再度土曜授業復活を要望いたします。土曜日を学校以外でのさまざまな活動に費やせる時間としてますが、週5日制で学習指導要領が見直された事による子ども達への負担を考えると、週6日制の検討が必要なのではないかと感じます。

 また、回答の中で小・中学校の教育課程の編成は、設置者である市町村が定めるものとありますが、県は市町村教育委員会と連携し県内の保護者の意見を今後も把握していただければ幸いに思います。

 

 

(答)

 去る、平成25年6月28日に、文部科学省から「土曜授業に関する検討チーム」中間まとめが発表されました。この中間まとめによりますと、全国一律での土曜授業の制度化については、教育課程全体の在り方や、労働法制及び公務員法制全体に関わる課題となりうることから、今後の検討が必要とされていますが、市町村教育委員会等の設置者の判断で行う土曜授業については、これまで以上に取り組みやすくなるよう、法改正(学校教育法施行規則の改正等)を行うことが考えられるとされています。

 また、質の高い土曜授業の実施のための支援策や、各地域で行われている行事やボランティア活動、文化・スポーツ活動など、土曜日の活用を前提としている子どもたちの主体的な活動を一層促進するための方策の検討が必要とされています。

 このような状況を踏まえ、県教育委員会としては、今後とも、国や他の都道府県の動向等を注視し、情報収集に努めてまいります。

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 神奈川県PTA協議会では、この様な機会を通じて県教委や県校長会とキャッチボールをしながら相互理解を深め、課題解決に取り組んでいます。ぜひ多くの皆様から本年も要望や質問を頂けますよう、ご協力お願い申し上げます。要望や質問の収集に関しましては、24年度同様に各地の神奈川県PTA協議会常任理事もしくは役員よりご案内いたします。

 回答書のホームページへのアップに関しましては、昨年度の役員会・理事会での議論を集約し実施をするに至りました。要望書に関するご意見やご感想に関しましては、所属されるPTAもしくは学校名とご連絡先を明記の上、県Pホームページ「問い合わせ」より、お問い合わせくださいますようお願い申し上げます、平成25年度に反映させたいと考えております。
 懇切丁寧に回答頂きました神奈川県教育行政の皆様並びに関係される皆様方には改めましては厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。

県Pフェイスブックにて情報発信をしていきます。FBページへの「いいね!」をよろしくお願いいたします。
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