「まなびや通信」 バックナンバー
ほぼ週刊 まなびや通信 神奈川県PTA協議会 vol.53 2013年12月16日発行
━━━■目次■━━━
【1】PTAと政治
【2】県Pからのお知らせ
【3】今後の県P
━━━━━━━━━━
12月担当、清川村の笹原です。ちなみに名前はワオリちゃんと言います。しかし下の方で呼ぶのは、ごく親しい人だけに限定しております。何故って、なんか恥ずかしいから。
さて、まずは清川村。県内唯一の村と知ってはいても、足を運んだ方はそれほど多くはないはず。私自身、妻と出会いの街八王子から、こんな山間の「村」に住むようになるなどとは夢にも思っておりませなんだ。古びた農家を現代風に改造した前の家に引っ越した直後、様子を見に来た平泉の亡き母も「こんな田舎に・・・」と涙ぐんだぐらい・・・。しかし、バイトで進学塾に始まり予備校講師などをしていた私には、自然豊かな環境で生活にリアリティーを持つ子供の方が、都会暮らしで成長した母親と電子ゲームにうつつをぬかして成長するよりは、よっぽどましな子に育つとの目論見のあっての選択でした。もっとも、上手くいっているかどうかは、私と妻のおなか周りを除けば、もう少し成長を見ないと何とも言えませんが。
と言うことで自己紹介やら身辺紹介を垣間見せたこの後は、どうせ何人が見ているか判らんメルマガ(?)、何回書くことになるやら判らん原稿、多少議論の呼ぶようなことを書いてみようかと書き始めます。初回は、「PTAと政治」に関して。なにやら拒否感を感じ始めた方、必ず読みなさい。そして、議論しましょうよ。
━━━━━━━━━━━━
【1】PTAと政治
━━━━━━━━━━━━
どこの会則を見ても、PTAの会則には「宗教」と並んで「特定政党」あるいは「政治活動」には「関係しない」旨の一条があるのではないでしょうか。「宗教」と「政党」が並ぶのが、ある種の皮肉めいたものを感じるのですが、ここでは置いておきましょう。「地雷」が多すぎます。何てったって言いたいことは、さらに大きな爆弾ですから。
それは「地方政治においてこそ、PTAは若い世代の力の結集点として動くべきだ」というもの。シャッター街が夜の闇に広がり、郊外には人通りなく、山里には老人溢れは、もはや田舎の地方都市どころか、都市近郊、この神奈川でも常態化しつつあるのではないでしょうか。未だ辛うじて都市化の保てる街ですら、地域の絆は分断され、隣に誰ぞ住む?状態、消防団すらなり手なく、地域行事の担い手は、断り切れない義理堅い人ばかり。しかし、そういう地域のつながりこそが、震災・大災害に関わらず、地域振興にとっても大切なのは明白な事実。だとすれば、PTAこそ流動性著しい都会、先輩後輩でこり固まる地域の人間関係をも再構築する一つの手立てである事は言うまでもないと考えるのだが。
他方の「政治」。国政の事は一先ず置いておきましょう。地方政治は「選挙」という不安定要素があるからか、あるいは歳費の少なさか、特に市町村議員のなり手は多いとは言えない。投票率ですら国政選挙を下回ること大幅。年寄り議員が跋扈し、相も変わらぬ質問をするか、仕事落ちこぼれかニート上がりかフリーターか、一発逆転、やがては国政を!なんて輩で占められて、地域の課題は置き去りになってはいないだろうか。
考えてみれば、子育て世代の我々に身近なものは、通学路の安全、学習・子育て環境の保全や子育て環境の現行枠内での最善の運営の確保ではないのか。だとすれば選択肢は、実はそれほど多くのものではない。身近な声の集まるPTAこそ、現実課題の見える場所。大きな枠組み変更が、国政や県政の仕事であるとするならば、その方たちがちゃんと考えているか、考えられる人物なのかも見極めたいところ。そもそもPTAと政党活動と政治、それらにどう関係をつけるかどうかは、分ければ良いって問題じゃないだろう。関係を構築するからこそ、現実的で即効性のある解決も見えるってもんではなかろうか
お話し長くもなりました。つまるところ言いたいことは、会長様が支持・指示すれば、皆が右ならえってどっかの国じゃないんだし、法制度がどうあろうと、身近な解決策は身近な自治にあるわけだから、PTAは政治的影響力を駆使しても良いんじゃやないかというレベルが存在するのではという指摘と、それらを越える問題の正しい解決を考えるためには、政策決定者の考えや人物評価ができる機会をもっと持つべきではないのかという提案です。
これ、どう?つまらん?(次は本日話題の、小学校の英語教科かなんてのも考えてみましょうか。)(清川村P 笹原)
━━━━━━━━━━━━
【2】県Pからのお知らせ
━━━━━━━━━━━━
・例年、県Pと安全互助会主催で開催している「安全・安心に関する講演会」ですが、本年度は、「県PTA講演会」として開催いたします。なお、本講演会では、優良PTA表彰、功労者表彰も併せて実施いたしますので、ご承知おきください。
日時 平成26年1月21日(火)13:00~
場所 ザ・ウイングス海老名
内容 表彰、基調講演、パネルディスカッション
基調講演の講師には、ヤンキー先生こと前文部科学政務官の義家弘介氏を迎え、「学校の課題と、大人達が出来ること」と題してお話をいただきます。
・県Pホームページ「県Pなう」で、県校長会との懇談会をアップしました!
http://www.pta-kanagawa.com/%E7%9C%8C%EF%BD%90%E3%81%AA%E3%81%86/
・県P広報紙「PTAかながわ」がホームページからダウンロードできます。
http://www.pta-kanagawa.com/%EF%BD%90%EF%BD%94%EF%BD%81%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8F/
☆☆☆ イベント情報 ☆☆☆
①【神奈川県子ども読書活動推進フォーラム】
日時 12月21日(土)13:30~16:30
会場 神奈川県近代文学館 展示館2階ホール(横浜市山手町 港の見える丘公園内)
内容「絵本は子どもだけのものだとお思いですか?」
講演 末盛千枝子さん
※参加希望は、県立図書館ホームページからお申し込みください。
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/yokohama.../information/kodomo_forum2013.htm
②【食の安全講座】
日時 1月19日(日)13:00~15:45
会場 はまぎんホール ヴィアマーレ
内容「安全安心な食でカラダもココロももっといきいき」
講演 高木美保さん
パネルディスカッション
※参加希望は、県のホームページからお申し込みください。
https://www.forum-door.jp/syokunoanzen/
━━━━━━━━━━━━
【3】 今後の県P
━━━━━━━━━━━━
①H26.1.21(火)ザ・ウイングス海老名
13:30~ 県P講演会・表彰式
16:30~ 理事会
━━━━━━
編集後記
━━━━━━
師走ですね~。 師走の「師」って、お坊さんっだって知ってました?
昔はお盆の他に年末も檀家回りをしていたので、普段、落ち着いた顔で歩いているお坊さんが血相を変えて走り回っている様子から、年末は坊さんも走り回るほど慌ただしい忙しない時期と云う事みたいです。
今月のメルマガ担当ワオリさん!神奈川県Pの旬な話題「PTAと政治」を書いてくれました。そうですよね、議論しなきゃ始まりません!次回の「小学校の英語教科」も楽しみです。
あっ!そうそう、、、そういえばサンタさんも忙しく走り回ってますね~、何しろ一晩に世界中回らなくてはならないのだから、、、、♪あわてんぼうのサンタクロース...
メルマガに対するご意見・ご要望もお待ちしております。(見える化 た)