「まなびや通信」 バックナンバー
Merry Christmas!
ほぼ週刊 まなびや通信 神奈川県PTA協議会 vol.54 2013年12月24日発行
━━━■目次■━━━
【1】小学校の英語教科
【2】県Pからのお知らせ
【3】今後の県P
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笹原二回目の執筆内容は、今年の12月に発表された文科大臣の「英語教育改革実施計画」について。資料はウェブ上でも閲覧可能なので、ご確認頂きたい。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/12/1342458.htm
要は中学での英語教育を前倒しして「読むこと書くことを含めた英語の運用能力を養う」と言うもの。現在でも賢明な保護者の皆様であればご存知のように、小学校でも「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う」ための授業は既に行われております。問題にしたいのは、土曜休業でギツギツの日程の中、専門教員まで配置してそれを行えるのか、行うことによって失われるものは無いかという点。仮にあるとしたら、そのデメリットは英語に早くから慣れ親しむメリットの方が上回るだろうかというものです。
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【1】小学校の英語教科
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皆さん英語は相当程度にご自由ですか?それはどの程度必要とされていますか?もちろん私は、それは皆さんそれぞれの環境によって変わろうと考えます。職場や生活環境で必要不可欠とする方もいるでしょう。しかしながら、普通の日本の日常生活においては、不可欠のものと言うほどではないだろうと思うのです。仮にそれが今後必要不可欠となる見込みというなら、日本の生活環境は今後「激変する」と言うことが前提になる、あるいは激変「させる」という意図のあることになるでしょう。
変化する「見込み」ならその変化の要因は何であり、変化に対してどのような対応があるかの選択肢の検討が必要になります。変化「させる」というなら、その意図の決定者は誰で、その必要性は何であり、全国民がそれに従うべきであろうかどうかの問題が出てくることになります。でも、そんな検討ありますか?無いとするなら、それは単なる思い込みや思い付き、あるいは憧れという事になるのではないでしょうか。
諸外国を歩き回って見ると、確かに子どもですら英語に堪能な国というのは存在します。しかしよく考えてみれば、それは国の経済や文化が歴史的に破壊されたか、自立していない証拠のようにも思えるのです。そうでないとするならば、いかに観光立国を目指すと言え、はたまた商人国家を目指すと言えど、全員が英語に堪能にならざるとも、プロや限られた人間が、英語と言わず複雑な交渉をきちんとこなせる言語能力をきちんと持つことこそが必要なはず。もちろんそれは英語に限るものではなく、自国の利益や文化を、さらには売り込もうとする商品知識から、契約に伴う面倒な両国の法的知識や商慣習をも踏まえた上で行われるべきでしょう。その土台になるべきは、もちろん資料を正確に読解理解し、相手のことも考えながら論理的に正確に説得する技術であり、信頼関係を構築できるような人間的魅力のようなものが必要とされるはず。しかし私の生活実感あるいは教員実感では、これが身につかない子どもから大人までが、多いような気がするのです。
学生の頃英語が苦手で、しかしながら職業上どうしても必須だった私は、厚木基地でネイティブの英語指導を受けたことがあります。数年の間に普通の大卒の事務員とイエール大学・大学院を修了した博士と二人の指導を受けました。ついでに言えば、高卒の憲兵隊上がりのおじさんとも大夫仲良くなりましたから、都合三人という事になりますか。驚いたのはその単語レベル、そして話す英語の構文力の違い。おまけに内容も。基地内には、フィリピーノの方々も沢山いましたから、彼らがその方々と会話するのも自然と耳にすることになります。「せいぜい七割」会話を内容やニュアンスまで理解しているかという私の質問に、私の先生はそう答えています。しかし考えてみれば、日本語環境の中でも、実はそんなものかも知れません。そんな経験、実は皆さんもおありでは?だとすれば英語でペラペラとコミュニケーションする背後には、ちゃんと相互理解を成立させるという前提であれば、やはりあの「正確に理解し、論理的に話す」という能力がますます必要だという事になるでしょう。しかも「粘り強く」「早合点せずに」。も一つおまけに、信頼関係を構築できるように。
皆さんのお子さんは、新聞や本を読みますか?内容について話したことはありますか?私は講義で時にそれを試みます。驚くのは、まず読んでいないこと、あってもその分野や分量の少なさ。そして大概のケースで思い込みや読解力の低さからか、あるいは一般的な前提的知識の無さからか、正確に理解できていないこと。そしてさらに、不足している知識があると判っている生徒でも、自ら体や道具を駆使してそれを調べようとしないこと。
国語の時間を増やせば良いというものでないことは理解していますし、小学校だけで済むものではないことも理解していますが、「異文化理解」や「コミュニケーション能力」の涵養というなら、他にやるべき事があるような気がするのは、私だけでしょうか?もしやこれは、首脳会談の度にニヤニヤ笑って余所の国の首脳の後をくっついていくだけの英語能力しか無い我が国政治家の、懺悔と後悔のせい?(清川村P 笹原)
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【2】県Pからのお知らせ
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・例年、県Pと安全互助会主催で開催している「安全・安心に関する講演会」ですが、本年度は、「県PTA講演会」として開催いたします。なお、本講演会では、優良PTA表彰、功労者表彰も併せて実施いたしますので、ご承知おきください。
日時 平成26年1月21日(火)13:00~
場所 ザ・ウイングス海老名
内容 表彰、基調講演、パネルディスカッション
基調講演の講師には、ヤンキー先生こと前文部科学政務官の義家弘介氏を迎え、「学校の課題と、大人達が出来ること」と題してお話をいただきます。
・県Pホームページ「県Pなう」で、県校長会との懇談会をアップしました!
http://www.pta-kanagawa.com/%E7%9C%8C%EF%BD%90%E3%81%AA%E3%81%86/
・県P広報紙「PTAかながわ」がホームページからダウンロードできます。
http://www.pta-kanagawa.com/%EF%BD%90%EF%BD%94%EF%BD%81%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8F/
☆☆☆ イベント情報 ☆☆☆
①【食の安全講座】
日時 1月19日(日)13:00~15:45
会場 はまぎんホール ヴィアマーレ
内容「安全安心な食でカラダもココロももっといきいき」
講演 高木美保さん
パネルディスカッション
※参加希望は、県のホームページからお申し込みください。
https://www.forum-door.jp/syokunoanzen/
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【3】 今後の県P
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①H26.1.21(火)ザ・ウイングス海老名
13:30~ 県P講演会・表彰式
16:30~ 理事会
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編集後記
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笹原さんが英語教育について書いてくれたので、ちょっと調べてみました。
Merry Christmas
のMerryは楽しいとか陽気とか、そういう意味合い。Merry
Christmas
と人に言うのは、「楽しいキリスト誕生祭をお過ごし下さい!」って意味です。ですから海外ではクリスマス前に「Happy
Christmas」「Merry
Christmas」と呼びかけるそうです。ということは、クルスマス当日の掛け声は、「Hallelujah(ハレルヤ)」とか「Thank
God(サンクゴッド)」のが正解かもしれません。キリスト教に詳しい知り合いがいる方は、教えてください。
子ども達が小さい頃、坊さんがサンタになる?ってと自戒しながらも、、、他人には「仏教は世界の宗教。帝釈天・毘沙門天・弁財天とインドの神様を多数お迎えして、日本からは大黒天や八幡大菩薩や権現信仰など神仏習合が多々あれど、ヨーロッパからの神様が来られてないのは片手落ち!と言うことでサンタさんもお招きしてみました。」と言い訳していました。
ただ、プレゼントが貰えたり、ケーキや鶏肉を食べたれたり、恋人達の大切な日と云う事は枝葉の事であって、本当に大切な事はイエスキリストの誕生を祝う事、キリストさんのお蔭で世界中の多くの人たちが救われている事を、、、この機会に子ども達に話さなければいけないですね。「偏らない・・・」になったかな?
メルマガに対するご意見・ご要望もお待ちしております。(見える化 た)