~「子育ち」と「親育ち」~

神奈川県PTA協議会

令和3年度会長 大木 健一

 

 皆さまこんにちは。令和3年度神奈川県PTA協議会会長に就任した大木健一です。

 PTAに関わってからもうすでに9年目となってしまいました。月日が経つのは早いものです。その間、小学生だった長男は大学生に、次男は高校生に、まだ小さかった三男は小学6年生になりました。大きくなって、いわゆる幼児のようなかわいさはなくなりましたが、やはり自分の子どもは特別な存在、かけがえのない存在であり続けています。どんなに大きくなっても、子どものより良い成長は、全ての親の願いですね。

 そして、果たして自分は子どもにとってこれまで親としてどんな存在であったのか、楽しい思い出と共に思い起こすのは、日々の生活の中での失敗の数々です。子どもに対して言いすぎてしまったこと、もっとこうしてあげれば良かったと思うことが多々あります。そういう意味では、私たち親も子どもに育てられている、学びを得ているのだと思います。そして、私たち自身が歩みを止めずに「育つ」ことが大事であると気付かされているのだと思います。

 子どもが自ら育つことを「子育ち」と言います。半面、私たちにとっては「親育ち」とでも言いますか、そこには、対等に同じ人間として成長する思いが込められているのだと思います。

PTAの意味合いは、まさにそこにあります。PTA会長初年度、子どもが学校に通うことで「点」で存在した家庭と学校が「線」でつながり、地域活動から親同士のつながりが出来る事で、地域で「面」として子どもを見守ることが出来るようになると漠然と思っていました。経験を重ねるうちに、そうやってつながった親は、他の親の考えを知ることで、子どもに対する多様な価値観を身に付け、自分を中庸な立ち位置に導くと確信しました。そして、そのことを子どもは親の成長している姿を「頑張っているな。」とか「楽しんでいるな。」と感覚的に見ているでしょう。

コロナ禍で活動が思うようにいかないこともあると思いますが、こんな時こそ考え、つながりを深くして、是非歩みを止めずに少しでも前に進みましょう。私は、活動の中で様々な親とつながり、子ども達と触れ合うことで「どの親も頑張っているし、どの子もかわいい。」と思えるようになりました。

 皆さまは既にその成功体験の中にいます。ともに楽しみながら成長しましょう、そして、みんなでこどものより良い成長を見守りましょう。一年間、よろしくお願いします。