~わ(和、輪、話)の中心に「子どもたち」を~

令和5年度 第31代会長 小林 真希

子どもたちとPTAに関わるすべての皆さまへ

令和5年度の神奈川県PTA協議会会長を務めさせていただくことになりました。

 

 私がPTAの活動に出会ったのは今から10年程前になります。多くの皆さんもそうであったかと思いますが、「子どもの在学中に一度はやらなければならないもの」として私の活動もスタートしました。

 しかし、活動を進めていくと自分の心の視線に大きな変化が生まれた事に気が付きました。

 それまでは、私にとっての「子どもたち」とは自身の子どもたちのことでありましたが、PTAに関わってからは私の子どもたちも含んだ地域の子どもたちを指す複数形へと変わっている事に自分でも驚いたことをよく憶えています。

 それは、私がこの活動を通して様々な人たちに巡り合い、話を聞き、体験をし、それを自身の心や生き方に問う作業を繰り返していく中で、私自身の目の前の世界が少しずつ広がっていったからなのだろうと今、振り返っています。

 そして、PTA活動を通して、学校の先生方や地域の方たちをはじめ、自分の子どもがこんなにも多くの人たちに関わっていただき育っていることを知りました。

 私にとって「子どもたち」は、我が子であってもそうでなくても、すべての子どもたちは社会からの大切なあずかりものだと感じています。その大切なこの子らをどのように育て、明日の社会へ送りだしていくか、そしてその「子どもたち」が生きていく社会を作っていくことが今、大人である私たちの役割だと私は考えています。

 私はこれまでのPTA活動の様々な場面で「子どもたち」の愛しい笑顔に触れることができました。

 PTA活動は皆さん方それぞれの向き合い方があろうかと思いますが、「子どもたち」と共に楽しく有意義な時間を過ごせるということを少しでも皆さんと感じていけたらと思っています。

 そして、一緒に活動し「子どもたち」と、関わる仲間が年々増えていく嬉しさを感じながら、皆さんとつながっていきたいと思います。

 そのような思いを込めて今年度の神奈川県PTA協議会の活動スローガンとさせていただきました。

 私たち神奈川県PTA協議会は、皆さんと手を携えてつながり、その真ん中に「子どもたち」を据えて、子どもも大人もたくさんの笑顔に触れられる、そのような活動に一歩ずつ歩みを進めて参りたいと思います。

 一年間どうぞよろしくお願い申し上げます。