令和 4 年度 神奈川県 PTA 協議会 基本方針

《スローガン》

『子ども達の健やかな成長への思いをひとつに、家庭・学校・地域をつなげよう』

~PTA活動から仕合わせのサイクルを生み出そう~

  

  令和2年1月、日本で初めて新型コロナウィルスが発見されてから、2年以上が経過しま

した。つい最近のことのような気もしますが、それは大人にとっての感覚で、子ども達に

とっての2年とはどのようなものであったのでしょうか。運動会、宿泊学習、修学旅行など

の学校行事が中止されたこの間、それでも子ども達はたくましく育ったということもあり

ますが、同時に貴重な学びの機会を逸してきたこともありました。あらゆる事において活動

が停滞する中、ICT 技術がその歩みを止めないように導入されたことはあっても、それはリ

アルで出来ていたことの一部分であり、学びはそこで提供された学習の機会の確保だけで

達成されるものではありません。

  私達PTA もまた同様です。PTA 活動が新型コロナウィルスの影響で同じく停滞を余儀

なくされ、そのような状況でも歩みを止めずにオンラインを活用してまいりましたが、やは

りリアル活動で得られるような学びをすべて実現してきたとは言い難いと思います。PTA

での社会教育活動はともに何かを成し遂げることで大人の学びを得る機会であると考えま

す。それは、社会教育法第2条に、社会教育とは「学校の教育課程として行われる教育活動を

除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動をいう。」と定義されて

いますし、この法律が昭和24年に出来たことを考えれば、普遍的な考え方として認識され

てきたということを示しているのではないでしょうか。

「子育ち」という言葉に現れるように、子どもは自ら育つ力を持っています。まず大人はそ

れを信じ、子どもが育っていく過程を温かく見守ることも必要ですが、経験値が足りない子

ども達に対して、道筋を示すのもまた重要なことと考えます。そう考えたときに、やはり大

切なのは大人が学んでいる姿勢を見せることです。

  今後もICT 技術の活用は学校の現場にも、我々の活動にも取り入れられていくものと

思っていますが、全てに取って代わるものではありません。私達はこれまで家庭、学校、地域

がつながって活動を行ってきましたが、PTA の役員会議はオンラインで出来ても、中々地

域のつながりの創出までは出来ません。

  PTA 活動では、課題意識を共有、解決策の検討を通して保護者どうしのつながりは強く

なります。様々な意見を出し合って、全体としてベストなやり方は何かをみんなで考えてい

くことが、思いをひとつにする過程であり、そのような思いでやり遂げた活動は、必ず成功

体験という形で自分に多くの学びとして残り、他者に対しては感謝の気持で満たされます。

この学びのスパイラルは、子ども達にも経験してほしいと思いますし、そういった学びを得

ている親、頑張っている親を子どもは必ず見ていると思います。

誰もが積極的にPTA に取り組める訳ではないという様々な立場に思いやりを持つこと

は大事です。その中で、活動できる人が、少しでも出来る事を、出来る人が、やりたいときに

出来る、そんな楽しさや充実感を持った活動が如何に出来るかを考えるときが、コロナで得

た知見を生かしつつ、アフターコロナを見据えてそろそろやってきているのではないで

しょうか。

PTA 活動を通して家庭や学校そして地域がひとつになる時、それぞれが点で存在したと

ころから、線へとつながり、面へと変化して、子どもを地域ぐるみで見守る体制が出来上が

ります。みんなが参加する社会は、誰一人取り残さない社会となりえます。インクルーシブ

な状況を作り出し、人と人とのふれあいで価値観が多様化され、みんながいて社会が成り

立っているという思いをみんなで共有できる活動が行われるよう神奈川県PTA 協議会は

頑張る地域のPTA の皆さまを応援します。

 

<神奈川県教育委員会との包括協定に基づく連携協力事項と主な取り組み>

○「いのちの授業」の更なる推進

○ いじめ防止対策の推進

○ 地域学校協働活動の推進

○ インクルーシブ教育の更なる推進

○ 教員の働き方改革の推進

 

神奈川県教育委員会と神奈川県PTA 協議会との連携と協力に関する包括協定書.pd
PDFファイル 81.0 KB