これからのPTAのあり方について

〜PTAの任意加入の基本的な考え方〜

 

 

 皆様こんにちは、神奈川県PTA協議会です。

 日頃より当協議会の活動にご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。

 さて、PTAの任意加入について、ここであらためて当協議会の考えについてお示しさせていただきます。

 

 (PTAを運営する皆様へ)

 PTA活動を頑張っている皆様いつもありがとうございます。皆様の子どもたちへむけられたかけがえのない思いを持った活動は、きっと今後の学校生活や社会をより良くするものだと考えております。ですが、PTAの任意加入・脱退問題はより色濃く表面化するようになってきており、私達は今変革を求められる時期に来ていると感じます。社会のあり方に合わせて我々もそれに寄り添う必要はありますが、まずは下記点についてご理解をいただければと思います。

 

 PTAは任意加入であり、これは大前提です。加入届等により参加の意思確認をして、脱退の申し出がある場合はこれに応じる必要があります。

 また、PTAへ加入しないことで、例えば卒業記念品などの実費負担を要請することや配付をしないこと等がないようにお願い致します。PTAに加入する会員はすべての子どものサポーターですので、扱いに差が出るようなケースはあってはならないことと考えております。

 

 以上が基本的な考え方ですが、私達PTAは、活動が任意、言い換えれば自発的であるからこそ尊いと考えます。また、教師だけでなく保護者や地域が学校に関わっていくことはとても大切なことです。これからも子ども達のための活動という歩みを止めることなく、誰一人取り残すことなく、子どもも先生も我々保護者も笑顔あふれる、そんな思いをひとつにした活動をめざしましょう。

 

 (保護者の皆様へ)

 私達PTAの活動は子どもをテーマとした大人の学びの場、社会活動です。人と人とが繋がり、価値観を多様化して社会全体のwell-beingをより高めようとする動機付けを持った団体とお考え下さい。

 私達は活動をとおして多くの学びを得ることができますが、活動は負担と同義であれば、負担から学びが得られることをぜひご理解下さい。かと言って、無理に負担を負う必要はなく、「出来る人」が「出来ること」を「やりたいときに出来る」環境づくりが必要であると考えております。

 そういった点にご理解いただき、まずは加入することから参加いただければと思います。より多くの方にご参加いただくことが我々の励みになります。是非よろしくお願いします。

 

神奈川県PTA協議会 令和4年度 会長 大木 健一